3歳から始める性教育のお話
近所のドラッグストアへ買い物に言った時のことです。
長男くんがどこから胃薬を持ってきて「買いたい」と申されました。
あと17年もすれば飲みたくなくても飲まないとやってられない時が来るから・・・。
とりあえず戻してらっしゃい。
お菓子かなにかと勘違いしていたようです。
その後も食洗機の洗剤やとか持ってきてお手伝いをしていてくれたのですががががが。
「ママー、ほらこれ見て」
サッと出してきたのは生理用品、所謂ナプキンというものですね。
しかもソラヲの愛用している薄くてもしっかりキャッチを売りにしているメーカーの商品を持って来ているあたりが中々ニクいです。
しかし
「ママの使ってるオムツでしょー!」
と店内に響き渡る声でヘビメタのボーカルもびっくりなシャウトをかまされた日には目が点になって、心はどこか遠くの星まで飛んでいきましたねぇ・・・。
近くに居た婦人はひっそりと笑うし、レジに並んでいた紳士は目を伏せるし。
心がどこかの星雲まで飛んで行っていたので笑顔で、
「まだお家にあるから買わなくても大丈夫よ」と対処することができました。
そして近所の工事現場で働く無防備な筋肉を見て、星雲から帰還いたしました。
コンビニでコンドームの箱を指しながら笑顔で「コレ欲しいんだぁ~」と言われた時に比べたら屁でもありません。
さて長男くんが言っていた「ママのオムツ」についてですが。
何故、長男くんはナプキンの存在を知っているかということです。
お子様をお持ちの方ならお分かり頂けると思うのですが、歩けるようになってからというものソラヲがトイレに行く度に長男くんもついてくるんですね。
もちろんドアの前で待つということができる訳もなく、閉めれば虐待でもされてるんじゃないかと思われる程の大声で泣くので仕方なくオープンザドアのまま、用を足すんです。
しかも観察されながら用を足すというのは、ハードな趣味を持つ方ならともかく何とも居心地の悪いものです。
慣れましたけど。
現在、妊娠中の女性もしくは男性の皆様!
子供が生まれるとプライバシーは無くなりますよ~!
尻の穴まで覗き込まれる覚悟をして下さい。
トイレを観察するということは、生理期間中もトイレの中についてくる訳でして。
使用済みのナプキンを処理する時や新しくナプキンを出す時に、「これ何?」と聞かれて「小さいオムツ」だよと教えていたのでした。
生理についても「怪我をしているから血が出ている」という設定です(笑)
しかし3歳になり理解力もついてきたので、うっすら性教育を始めた方が良いのかなぁと思いまして図書館で2冊借りてきました。
Amazon先生で評価の良い性教育の本をピックアップして図書館で借りています。
Amazon.co.jp: おちんちんのえほん (からだとこころのえほん): やまもと なおひで, さとう まきこ: 本
この本は、性器周辺を「プライベート・ゾーン」と表現し自分の大事な場所なんだよ、知らない大人の人に触らせたりしてはいけないんだよ、という所まで書いてくれています。
性行為についてはざっくりボカしてあります。
「せいし」と「らんし」がくっついて赤ちゃんのもとができます、という感じ。
男女の身体の違いも書いてあります。
絵もふんわりしていてい、いやらしさを感じさせないのが良かったです。
Amazon.co.jp: なぜなのママ?―3歳からの性教育絵本 (3歳からの性教育の本): 北沢 杏子, やなせ たかし: 本
敬愛するやなせたかし先生が絵を描いているという理由だけで借りました(笑)
なんと初刷は72年! 当時だと進んだ本だったでしょう。
あとがきに作者の方も『マスコミの揶揄の対象に』とありました。
先ほどの絵本と内容は似ていますが、なぜママのおっぱいは大きいの?という疑問について答えています。
おっぱいが大きくなるのは赤ちゃんにお乳をあげるため、おちんちんが大きくなるのは精子を卵子のそばに届けるため・・・。
と書いてあって、サイズも色々あるけどな~と遠い目をしましたが。
ぼかした表現でしたが、嘘くさくなく良い絵本でした。
早速、長男くんに読み聞かせをしています。
いつもの絵本を読む時のテンションとは違い、神妙な面持ちで聞いているのが可愛いですね。
母としてその可愛さを保ってもらいたい。
来るべき、放送禁止用語連発期が恐ろしくてたまらないです。